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一度立ち止まってからのリスタート


配食事業が始まり、ずっと新規顧客獲得のみで突っ走ってきた。

新規顧客の獲得は”初期段階”では必須事項なので、これ自体は間違った事ではない。が、

”案件獲得量””月間売上目標””対応可能規模感”など、様々な要因が上手く絡み合って進めていく必要があるのだが、中々そういった内容は店長に受け入れられず。

新規顧客だけが増え続けていったのである。

 

結果何が起こったのかというと、

『捌き切れない案件の量』

『一時的に新規受注ストップを社内で申し入れるが止まらない新規受注』

『売上の急激な増加に対し、利益が残らない経営状況の悪化』

『急激な作業量増による人手不足状態の発生』

『遅配の連続発生によるクレーム増加』

『業務増加や配達時直接クレームを受ける状況に疲弊したスタッフの離脱』

『スタッフ離脱からの更なる人手不足の発生』

『まったくスタッフの居ない曜日が発生、確実なクレーム発生日が確定する状況』

『外注委託の検討。高い外注費による利益の悪化』

『常に現場に入り休めない経営者』

『従業員、経営者の精神環境悪化による人間関係の悪化』

『お客様とコミニケーションに取れる時間無し(サービスレベル悪化)』

『コスト増によるキャッシュアウトの確立が高まる』

 

こんな状況で、需要と供給バランスが崩れ、悪循環のリレーが始まっていたのだ。

 

こんなラットレースの状況を是正する必要を感じ、動き始めたのがつい最近。

”自分達ができる範囲の事を当たり前にやる”を今一度見つめ直す事とした。

 

ずっと右肩上がりで上手くやり続ける事ができる会社は稀だと思う。

知っている会社でも、やはり一度立ち止まるタイミングがあったのを思い出していた。

我々のタイミングが今なのだろう。

 

近未来において、日曜を定休にする事にした。

ここが自分達ができない事の現実部分

告知後、当然相当の離客が考えられ、売上げ減もあるだろうが、リスタートとはそういう事だ。

それからまた新規顧客を現場のバランスを考慮しつつ獲得していけばいい。

 

内的外的要因も全てコントロールする術を身につけなければ生き残れないと感じた。

 

当初、”赤字でも役立てる様に動くんだ”という意気込みや、

なんか”がむしゃら”にやっていれば、どこかで逆転するタイミングがあるんじゃないだろうか、

といった根拠の無い希望なんかもあったと思う。

 

しかし実際やっていくと、あくまでもビジネスという長期マラソンの中、

短距離走的発想自らの首がジワジワと締まっている事に中々当事者は気付けないものである。

これまで調子の良い事を言ってきた手前、とても言いにくい事ではあるのだが、

その根拠となる数値も出てきた事で、

我々が『できない事はこれ』を明確にし、リスタートを切る必要が出てきたというお話。

 

 

 

今後は、現在日曜集配をやめている福山通運の様に、

人手不足が解消されれば再開の可能性なんて事も考えているのはあるが、

世間の労働者の意識は、その方向には動いていないので、たぶん無いんだろうなと思ってる。