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働き方改革


今頃になって、「働き方」だか「働かせ方」だかを政治家の皆さんがどうこうしようと動いておられる様で。

その話題になっている「働き方改革」の解説は、よそさまの方が詳しいと思いますので、私も見ておこうと思います。

 

 その「働き方」という事で、自分が新卒で入社した20年以上前の事を思い出す。

※当時に色々動きがあって欲しかったが、後の祭りでござる。

 

 配置となった部署で入社当日言われた言葉は「お前ら、定時(17:30)では絶対に帰れないからな。」

その日は初日という事で定時で帰れたが、翌日からその忠告通りの状況となった。

 

 当時電車通勤で名鉄の普通しか止まらない駅で、始業の8:30に合わせる為、家を6時に出発し、

22時頃会社を退社し、家につくのは24時~25時の繰り返し。

あの時はまだ若さがあったのでなんとかなっていた感じ。

有給休暇の使用にも文句を言われ、担当範囲を頑張って早く帰ろうにも、他が忙しいから手伝っていけと言われいつも通りの時間まで帰れない等は当たり前であった。ストレスMAX。

まだ当時は”過労死”という言葉が無かったと思うので、もしその時死んでいたら大いに悔いが残る事となっただろうが、私はなんとか生き残った。

仕舞には「もっと残業して欲しいから、電車通勤止めて車通勤にしてくれ」と言われ、会社側の要望にも関わらず自己資金で車を買うハメに・・・。

名古屋の駐車場は高いんだよね。名古屋でも端っこなので1万5千円・・・。

交通費支給3万、燃料代5万で持ち出し2万。毎月3万5千円は自分の可処分所得から支払ってた。

当時、残業手当沢山で手取りは多かったので麻痺してたんだね、きっと。

 

今でこそバーコードやICタグなどのデータを物理的に動かす仕組みがあるが、当時はバーコードもまだ珍しく、基本的に納品書を作るのも手打ちであった。そういう手作業の多さが労働時間の延長を余儀なくさせていた根本だったりする。

また従業員も夜間にまでなる事に慣れていて、日中の業務密度が明らかに減っている状況も体験。

そんな状況だから、ミスもボチボチ起こり、そのリカバリーにまた時間をかけるといった悪循環。

今冷静に見てもゾッとする環境での従事である。

絶対に戻りたく無いし、今後一緒に働くことになるであろう方々にも経験させたくない内容だ。

良い思い出的な、悪い内容って事で。

 

そんな下積み時代を経験した自分としては、大枠での働き方改革には賛成。

見ている立ち位置次第では、働かせ放題とか言ってる方もあるが、多くの従業員には影響のない所得の部分だったりするので年収1000万あたりのお話は割愛。当社でもそこまでの年収を自分達ももらえるかどうか・・・。

 

といった感じで、ピック&ロールではいつも念仏の様に、自分達も含め適切な範囲を意識して働いていきたいし働いてもらいたいと常々思い、言い合っているので、経営者の端くれとしては、おかしな方向には運用しないように注意しておきたい。

 

人生は一回しかないので、色々経験中でございます。